飲食店の店長コーチングメルマガ「アージリスの動機づけ」
コーチングメルマガ
さて、今日は「アージリスの未成熟=成熟理論」です。
これは、「健康な個人は常に成長・発展したいという欲求、すなわち未成熟から成熟の段階に向かおうとする欲求を持っている」(組織とパーソナリティより)というものです。
これは、皆さん自身に当てはめても、よく理解出来ると思います。
人は、成長したい、成熟したいと思っています。
でも、それが「組織」の弊害によって・・・・。
アージリスさんは「組織」と「個人」の関係に触れています。
自己実現を求める健康的な精神の持ち主は、伝統的な支配的な職場においては、個人の成長が妨げられてしまいます。
そこで、アージリスは「職務拡大」の大切さを主張しています。
つまり、仕事の流れに沿って、作業者が遂行する職務の数を増加させることによって、職務の幅を増やし、動機づけを行おうというものです。
縦ではなく、横に広げるイメージです。
飲食店向けにくだけて表現すると、1つのポジションのスペシャリストではなく、たくさんのポジションを出来るアルバイトにしていこうという考えです。
1人営業が出来ることを、目標にする感じです。
深さではなく、幅を広げていき、動機づけを図っていく方法です。