レジの過不足が多いんです。どうしたら良いのですか??
日記・エッセイ
お疲れ様です。早いもので、もう半年が終わりましたね。
最近は、不安定な天気の日が多く、苦労されているお店も多いのではないかと思います。
さて、今回は「過不足」に悩む店長からのご相談です。
飲食 店長歴1年
<相談内容>
ここ3カ月くらいレジ金の過不足が多く出ていて困っています。ひどい時で17回もありました。その都度、レジ操作等を確認しているのですが上手くいきません。どのような点に注意すれば良いでしょうか?
<提案内容>
金銭問題は、店長の精神的にも良くない問題ですよね。
対応を間違えてしまうと従業員との信頼関係を失いかねない事になるので大変だと思います。
さて、基本的な解決はご存じの3つの対応になるかと思います。
①レジ担当者を絞り決めてしまう。
②定時点検の回数を増やす
③過不足の結果に対して公開していく
①「レジ担当者を絞り決めてしまう」という方法は、レジを作業する人は店長と数人のみに絞ってしまうことです。
数人は、他の社員もしくは各時間帯の責任者のみとなると思います。
こうすることにより、多数のレジ作業者から作業者が絞られるので、もし間違いが発生していても該当者が分かりやすくなります。
そして、何よりも過不足が常習化してしまっている風土を変えてしまうことが目的となります。ここでは、何がなんでも過不足を出さない状況を作ることが大切です。
②「定時点検の回数を増やす」は、社内のルールなどでレジの定時点検をする時間が決められていると思います。
それを1時間ごとに自主的に行うことなどにより、定時点検の回数を増やし、ミスを早めに発見するという方法になります。
1時間に絞ればレジの回数も作業者も絞られるため、問題の発見がしやすくなると思います。
ここでの最大の目的は、緊張感を醸成するということにあると思います。
③「過不足の結果に対して公開していく」は、控室やサービスエリア、パントリーなど従業員が見えるところに、各時間帯の過不足の結果を書き出し公開をしていきます。そうすることにより、従業員全体で問題を共有していきます。状況が見えるということは、従業員の意識の変化につながります。自分の所属している時間帯に過不足が発生していると、かなり意識することになります。
ここでのポイントは、店長がこのデータを基にコミュニケーションがしやすくなるという事だと思います。
さて、ここまで3つの対策について、説明してきましたが、一番大切なことは「お店に不正している従業員がいる」とか、「魔女狩り(犯人探し)をしている」などのように従業員に思われないことです。
お店全体として、過不足があり、それはお客様に迷惑を掛けているから改善しないといけない。とのスタンスで取り組む事が大切です。
過不足などのお金の間違いは、お客様からの信頼を一番失う行為です。
このことをきっちり従業員に教えていきましょう。
問題は、チャンスでもあります。
この際に、全員のレジ(お会計)の方法を確認し、トレーニングをし直すこともできます。
お客様の最後の印象を良くしてもらう方法などをみんなで考え検討する機会にすることも出来ると思います。
是非、取り組んで頂けたらと思います。