知的資産を活用した飲食店経営
日記・エッセイ
昨日は、中小企業診断士の「知的資産経営研究会」の定例会がありました。
経済産業省の方にお越し頂いて、いろんなお話をお伺いいたしました。
いつも思うのですが、飲食店ほど「知的資産経営」という考え方が、必要なのではないかと思っています。
「知的資産」というと、物凄く難しく考えられてしまいますが、これは特許権などの「知的財産」だけを捉えているのではなく、ノウハウや人脈なども資産であるという考え方になっています。
そして、自社のその「知的資産」を活かした経営をすることにより、他社との差別化を図り、成長していきましょう。という考え方です。
そんな知的資産の考え方は、「人的資産」「構造資産」「関係資産」の3つに分けて考えていきます。
具体的には・・・
人的資産
⇒その経営者・従業員が有している技術やノウハウなど。その人がいなくなってしまうと、失われてしまう会社の資産のこと。
例:仕入の目利き、調理技術、メニュー開発アイデア力、接客力、コミュニケーション力 など
構造資産
⇒会社組織として仕組みやルールなどとなっており、その会社の強みとなっている構造的な取り組みのこと。社員の入れ替わりがあっても存在し続ける資産のこと。
例:朝礼、マニュアル、日報 など
関係資産
⇒顧客との関係性や仕入先との関係性など、他社(他者)との良い関係性がある事を資産として考える資産のこと。
例:仕入先との関係、顧客名簿、職人さんの人的ネットワーク など
上記のように、自社の資産を考え、どのような資産を強化し、活用していくのかを決め、経営していく事を「知的資産経営」と言います。
ご覧頂ければお分かりになりますが、「特許権」などとは無縁な飲食業界ですが、飲食店ではとても重要な部分を抑えている経営手法になります。
ご興味がある方はこちらをご参考ください。
http://www.meti.go.jp/policy/intellectual_assets/index.html (経産省HP)
http://www.smrj.go.jp/keiei/chitekishisan/ (中小機構HP)
自社で取り組まれたい方は、下記よりご相談ください。
http://c-staydream.com/info/index.html