【店長教育・人材育成担当 井口】3.11 あの日の出来事
日記・エッセイ
3月11日の出来事
あれから13年経ちました。今でも思い出します。
当時東京のエリアマネジャーをしていた時の出来事です。
当日は午前中から店舗のキッチンでのオープン作業の確認をし、ランチの営業状態のチェックをした後、客席で品質のチェックをした後、お客様がいない場所にて、報告書を作成している時でした。
テーブルがグラグラと揺れ始めたと思ったら、立てないくらいの大きな揺れが起きました。
そのうちにパントリーのほうで「ガシャ、ガシャーン」と何かが割れる音がしていました。少し揺れが落ち着いてきたところで、パントリーを見ると食器と酒の瓶が割れ、すごい状況になっていました。
お客様、従業員の安全の確認をし、問題なかったため、マネジャーにお客様にはお代は良いので安全にお帰りいただき、店舗内では火の元や機器に異常がないか、店舗内の状況を確認するように指示をだし、私は外回りを確認に行った時でした。
携帯電話が鳴り、すぐに出ると、一番近くの店舗のマネジャーでした。
内容聞くと「店舗の客席の天井が落ちてきたと」の報告でした。
再度「天井が落ちた?」と確認をし、けが人がいるか確認すると落ちた場所にお客様、従業員はいなかったため大丈夫だったが、店内は食器や瓶等が落ちてすごい状況になっているとのことでした。
私もそちらへ向かうが、お客様には安全にお帰りいただき、落ちた天井のそばには、人を近づけないようにしておき、それ以外に異常がないか確認するように指示を出し、修理業者への連絡も合わせて伝える。
店内に戻り、パントリー、厨房は食器が割れ、お酒類の瓶が下に落ち、お酒だらけの床ではあるものの、それ以外は異常がないため、マネジャーには怪我には十分気を付けて片付けるように伝え、車で天井の落ちた店舗へ向かう。
通常ならば20~30分で着くはずの店舗だったが、4時間かけて店舗に到着する。途中他の店舗へ確認しようとしたが電話がつながらず、電話がかかってきた店舗には安全をメインに確認する。
外は完全に真っ暗くになっていたが、店舗のまわりを確認したあと、店内及び落ちた天井を見てよくけが人が出なかったとマネジャーに伝えると、マネジャー自身もかなりびっくりしたとのことでした。
その後エリアの店舗の状況の確認をし、報告書の作成をするという慌ただしい1日でした。