飲食店の店長コーチングメルマガ「レセプター」
コーチングメルマガ
さて、今日は「レセプター」のお話です。
「あいつ、俺の話を聞いてくれないんだよなぁ」とか、「この話に興味あるのかなぁ?」と、相手に対して思ったことがあると思います。
こんな時、コーチは「レセプター」が立っていないのかなぁ?と考えます。レセプターとは、物凄く平たく言うと、「興味のアンテナ」です。
例えば、電車に乗っているとします。
近くで話している女子高生の会話は、普段聞こえていません。(正式には、聞いてません。)
ところが、「今度の店長がさぁ、・・・」と話し始めた瞬間、急に耳が立つと思います。
これは、「興味のアンテナ」にひっかかる言葉が出たので、急に反応したのです。
つまり、人間は全ての情報を受け入れると、パンクしてしまうので、情報を取捨選択しています。
「レセプター」は、聴覚だけでなく、視覚でも同様です。
新しい車が、欲しいなぁと意識した時から、その情報を自然に収集し始めます。
例えば、通勤時に見ていた光景なのに、新しい事に気付くことがあると思います。
そんな「レセプター」の存在を知れば、コミュニケーションやトレーニングの方法が、変わります。
まず、相手がどんなレセプターを持っているのか?を探ります。
レセプターが分かれば、それに合った内容から、話をしていきます。
トレーニングをする時も、相手の興味ある内容に即して、例えながら進めていきます。
そして今度は、次々と接客や調理に関するレセプターを作るようにしていきます。
この「レセプター」の数によって、その後の成長が変わってきます。
どれだけ、今の仕事に興味を持たせられるか?
これも、店長として、大切な視点だと言えそうです。