レッテル貼り
「レッテル貼り」というものです。
これは、脳が情報過多による効率低下を防ぐために、無意識に行っているものです。
1度の印象でそのものや人に、レッテルを貼ります。
よくあるのが、初対面で挨拶の感じが悪いと、「礼儀を知らない人」などとレッテルを貼ります。1度遅刻すると、「遅刻する人」などと、どんどん貼っていきます。
そういう印象を持つことは仕方ありませんが、そのために事実を誤認することがあります。
人は、自分が貼ったレッテルを正しいと思いたいため、レッテルに見合った事実を探し、それを強化し、逆に見合わない事実を見ないようにしてしまいます。
皆さんは、こんな経験ありませんか?
たまに会う社長や部長が、毎回自分の昔話で同じ話をしてくる。なんてこと。
皆さんも部下のある1部分を見て、この人は「○○な人だ。」なんて、決めつけてしまっていることがあると思います。
無意識にそのような情報処理をしてしまっているので、怖いのです。
人の育成に関わる方は、その事が「事実」なのか?「解釈」なのか?の区別をつけられるようにしましょう!
皆さんが、上司にされて嫌な事は、部下も嫌がります。
そのことを使い分けられるようになると、コミュニケーションは飛躍的に向上します。