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店長のお悩みの１つと言えば、アルバイトのスケジュール管理だと思います。

「アルバイトの在籍人数はいるのですが、休み届けが多くてスケジュールがなかなか書けないんですよ・・」と、多くの店長から相談を受けます。

そのような相談をされる店長には、概ね共通した問題点があります。

それは、アルバイトの希望を優先してスケジュールを作っているということです。

そうなると、アルバイトの出勤希望のスケジュールを見ながら、アルバイトが出勤出来そうなスケジュールをいつも作っていくことになります。

これだと、アルバイトの都合が常に優先されてしまい、いつまでもお店のスケジュールは落ち着きません。

本来のスケジュールの作り方は、店長が作成した売上（客数）計画に基づき、各時間帯に発生する作業の種類と量を把握し、その時間帯に必要な人員を導きだし、ますはモデルスケジュールを先に作成します。

それから、店長はその作成したモデルスケジュールに合わせて、アルバイトに出勤交渉を行っていくという流れになります。

ですので、「アルバイトの都合からつくるスケジュール」から、「お店として望ましいスケジュールを先に作り、アルバイトに交渉しながら作りあげるスケジュール」へと変化させていくべきです。

このようなお話をすると、「そんなことしたら余計にアルバイトが辞めてしまいますよ」と店長から心配されてしまうことがありますが、そのような心配はいりません。

アルバイトが辞めてしまうのは、自分の役割が明確ではなく、やりがいを感じられていないからです。基本となるスケジュールがしっかりと決まり、そのスケジュールにて各自のアルバイトの役割が明確になっていれば、責任感が生まれ、やりがいも出てきます。

店長が描く理想の営業状態を実現するためのスケジュールを先に考え、そのスケジュールを可能にするために、アルバイトに交渉していく。そうすることで、お店の営業状態とスケジュールは安定していきます。