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最近、お店の売上が上がっていないのであれば、戦略的な「間違い」をしているために、苦戦しているのかもしれません。

「誰に」「何を」「どのように売る」という戦略の基本となる各部分をもう一度見直してみましょう。

苦戦しているお店は、自店舗の強みや立地条件の特徴などを踏まえた戦略になっていない可能性があります。

「誰に」では、必要以上に幅広い属性のお客様に来てもらおうとしていたり、商圏を広く考えすぎてしまっていることがあります。

例えば、一般的な居酒屋であり、大きなターミナル駅ではない駅前に出店しているのに、周辺の駅からも集客しようとしているようなケースがあります。他にも、ショッピングセンターのフードコートに入っているのに、施設利用者以外の人までも集客しようと頑張っていたりします。勿論、最終的にはそのような取り組みも必要ですが、順番が違います。

まずは、自店舗の持つ立地条件やコンセプトを考えて、しっかりとターゲットとなるお客様を絞り、選び間違えないことです。

次に、「何を」です。ターゲットのお客様が決まれば、どのような商品が期待されているのかが分かると思います。現在の商品が、そのターゲットとなるお客様が求めているものと間違っていないか、そのような商品が販売されているかを確認しましょう。勿論、味付け、価格、ボリュームなどでも間違いをしていないことが重要です。

最後に、「どのように売る」の部分では、ターゲットとなるお客様に適切にアプローチでき、自店舗の商品の魅力をきちんと訴求できるようになっているかです。

お店の立地条件や店舗面積、お店のコンセプトによって、販促手法は大きく異なります。ですが、毎日あと数人だけ来てもらえれば大丈夫なのに、広域に幅広く宣伝し、本来の地元のターゲットのお客様にしっかりと訴求できていないような間違った手法を選択しているなお店があります。それでは効果的だとは言えません。

苦戦しているお店でも、今は「間違った」ことをしてしまっていることで、「違った」結果になっているだけかもしれません。