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お客様の数が増えていかないと不安が募るものです。お客様の数が増えていかないという事は、以前に来店したお客様の満足度が低い可能性が考えられます。

そのため、多くのお店ではお客様アンケートを実施して、原因を探ろうとしています。

しかしながら、アンケート項目が「満足」「やや満足」などの抽象的な質問が多いため、概ね満足しているとの結果がでて、お店として具体的な改善に取り組めないということがあります。

また、アンケートに答えていただける方は、お店に好意的な人か、反対にクレームを言いたい人が多いということもあり、本当のお客様の満足度が図りづらいところがあります。

そこで、お勧めしたいのが満足度をお客様に点数で聞いてしまう方法です。特に、購入していただいたメニュー（商品）に絞り、「満足度は何点でしょうか？」と点数で評価してもらいましょう。今まで「満足」と答えてくれていた方でも、点数で聞くとバラつきが出ます。メニュー（商品）により、点数が異なります。ここで、当店の看板メニューの評価が高くなければ、早急に改善が必要です。逆に隠れた満足度の高いメニューを見つけることにつながることもあります。

そのアンケート用紙に、属性を聞く質問を入れておくと、さらに活用できるようになります。どのような属性の方がどのようなメニューを食べると満足度が高く、一方でどのようなメニューだと満足度が低いのかが分かるようになります。点数で分かるので、とても客観的な指標になります。

職人の方が言う事を聞いてくれないでお困りの経営者にとっては、特に有効な方法になります。その他、新メニューの評価を知りたい時などにも、具体的な数字で分かるので、とても助かります。

個人情報の問題もあり、アンケートによる顧客情報の取得が難しくなりました。そのため、アンケートをやめてしまったお店もあると思います。お客様の満足度を測るために、アンケートを再開してみてはいかがでしょうか？

お名前を聞かないからこそ、教えてくれるお客様の声が、そこにはあると思います。