TROUBLE Q&A お悩み相談Q&A
お客様が入りやすいお店になるためには・・・
お客様から、「入りづらい」と言われてしまいます。どのようにしたら良いのでしょうか?
お客様にとって、お店の「入りやすさ」は、とても重要です。
ですが、経営者や店長は、お客様が実際に自分のお店に入ろうとする時に、どのような行動をしているのかは知らないものです。
特に、お店のピーク時に、店頭がどのような状況になっているのかは、把握できていないと思います。
お客様から入りづらいと言われているお店には、なんらかの原因があるはずです。
そして、それはお客様の行動を観察できれば見えてくるはずです。答えは、きっとお客様が持っています。
その答えを見つけるために、ぜひ一度ピークタイム中に、自店舗の店頭調査を実施してみてください。
調査方法は、自店舗の店頭に立ち、お客様が何を見て立ち止まり、何秒間迷い、その結果として入店したかの有無を記録します。
そして、それをデータ化して、分析すると、お店のいろいろな課題が見えてきます。
さらに、その記録に属性(性別・年代等)を付けておくと、属性ごとの入店率なども見えて、店舗改善の大きなヒントになります。
同様の調査を競合店でも実施すると、自店舗との客層の違いや、入店率の違い、目的客の割合の違いなど、様々な気づきが得られます。
もし、他店に比べメニュー看板を見てからの入店率が低いとすると、メニュー看板の変更が必要かもしれません。店内の様子を伺い、入店をやめてしまっているようですと、店内の雰囲気が入りづらいので、入りやすく見える空間づくりの改善が必要かもしれません。
他店のほうが、お客様が店頭で立ち止まることが少なく入店しているようであれば、自店舗よりお客様の満足度が高く、お店のファンが多いと想定できます。
そのような状況ですと、自店舗の満足度を高める取り組みが、早急に必要だと言えます。
このような客観的なデータを基に仮説を立て、対策に取り組み、数か月後に同様の調査を行い、入店率が改善されたのかを確認してみましょう。
数値が具体的になり、改善の成果が見えるようになることで、取り組みの成果が上がってくるはずです。