TROUBLE Q&A お悩み相談Q&A
社員とどのように接したら・・・
部下とどのように接したら良いのでしょうか?
最近、うまくいっていないお店の経営者から、多く聞かれる質問です。
そのような経営者は、あまりコミュニケーションが得意ではないために、部下と話すことを苦手とし、部下を遠ざけていることがあります。
そして、そのため部下に対して過剰に「遠慮」してしまい、言いたいことを言えずに困っています。そのように部下に気を使い、かなり遠慮しているにもかかわらず、部下への「配慮」が足りないことがあります。
ですので、自分は経営者の皆様に『部下に「遠慮」はしなくてよいので、「配慮」してください。』とお伝えてしています。
皆さんは、このような経営者になっていませんか?
「今、○○さんは忙しいから」とか「○○さんだって、頑張っていると思うので・・」などと言い、部下に過剰な遠慮をしてしまい、言いたいことをきちんと伝えていないことはありませんか?
このようになっていると、お店の状態は必ず下がり、売上は下がっていきます。
そして、言いたいことを言えなかったこと、自分が望んでいる営業状態でないこと、その結果売上が下がってしまっていることなどで、経営者に余計なストレスがたまっていきます。
経営者は、自分が目指すべきお店の状態になるために、また必要な売上や利益の確保のために、部下に対して取り組んでほしいことや変わってほしいことを、過剰に遠慮せずにしっかりと言わなければなりません。
ただ、もちろん言いたいことを言っているだけでは部下との良い関係性が構築されません。だからこそ、そのフォローともなる部下への配慮が必要となります。
配慮と言っても、気の利いたことを言おうとするのではなく、毎日きちんと目を見て挨拶するとか、きちんと名前を呼ぶとか、日々の感謝を伝えるとか、そのような配慮だけでもまずは十分です。慣れてくれば、部下の体調や持ち物の変化、ご家族のことなど、いろいろ配慮できるようになるはずです。
経営者が部下から嫌われたくないという「遠慮」から始まり、その結果お店の状態を下げ、売上が下がり、そして部下への不信感がつもり、部下への「配慮」をしなくなるという悪い流れを作らないようにしましょう。