経営者からのヒアリング
過去の売上データの分析
メニュー分析
今までの販促策の確認
店舗の外観・内装チェック
業種 | ホルモン焼き |
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立地 | 郊外店 |
客層 | 30代~40代 男性 |
店の特徴 | 「オープンして数か月経つのですが、集客がうまく出来ていない。売上を上げていくためには、どのようにして行けば良いのか教えてほしい」との相談を受けた地元商工会議所の経営相談員から、専門家派遣での支援依頼を受ける。 |
経営者からのヒアリング
過去の売上データの分析
メニュー分析
今までの販促策の確認
店舗の外観・内装チェック
今回は、派遣回数が1回だけの支援であったが、当日に上記の内容を調査・分析し、下記の提案を行った。
①外観の変更
今回の支援先の店舗は、居抜きで入ったお店であった。以前の店舗は、地元で有名な店舗であり、何十年も経営していたとのことであった。今回の開店にあたり看板などは付け替えているが、外観では大きな変化が無いために、地元のお客様はお店が変わったとあまり気づいていない可能性があると指摘した。そこで、店舗の外壁の汚れも目立ち、暗い印象を与えるので、店舗の外観を赤色に新しく塗りなおすように提案を行った。
②メニュー表の変更
開店時から、メニューを何度か変更していた。過去のメニューもすべて見ながら分析したが、今回のメニューが一番良かった。しかし、お店の看板メニューとなっている商品が分からず、ホルモンを食べずに帰るお客様がいるような構成になっていた。そこで、当店自慢の看板商品を明確に絞り、お客様にきちんとアピールできるようなメニュー表にするように助言を行った。ヒアリングを行っている中で、原価率も低いがお客様にはとてもお値打ちがあり、人気のあるメニューが見つかったので、そのメニューのブラッシュアップを行い、メニュー表の左上に大きく配置し、注文数を増やすように提案を行った。
③忘年会の電話予約対策
お座敷での予約売上が順調であったが、部屋が1つしかなく、支援時期が忘年会シーズン前であったために、忘年会の電話受付対策を指導した。お座敷がすでに他の予約で埋まっている際の対応の仕方、お客様からメニュー内容で相談された際の対応など、想定されるケースごとにその場に同席していた店長へ直接指導を行った。
今回の支援は1回だけであったが、開店後に少し自信を失いかけ、また方向性に迷っている経営者にとって、復活のヒントを得られた支援だったと思う。